沸騰ワード|秋の行楽シーズン!ミシュランに選ばれた“斉藤さんの家”何もないのが財産とは

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房総のむら
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秋の行楽シーズン到来!ホテル・旅行業界も怒涛の出店ラッシュをしています。『ニッポニア』が経営する“限界集落”が人気スポットになりました。

9月30日(金)の沸騰ワード10では、“ホテル・旅行業界の沸騰ワード”を紹介しました。

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ミシュランで選ばれた斉藤さんの家

「斉藤さんの家」は、兵庫県篠山市の集落丸山にあります。のどかな山の中の古民家一棟貸しのホテルです。公共のバスは1週間に1回、金曜日だけは走ります。

小屋のようなフロントから歩いてすぐの場所に“斉藤さんの家”はあります。斉藤さんの家を改修してホテルとして使っているんですね♪

集落丸山とは

集落丸山は、50人程が暮らして農業で生計をたてていた里山でした。人口が減少して、1990年代には4世帯の限界集落になってしまいました。

村を守りたいと村人が協力して、空き家を古民家宿の再生しました。その努力が認められて、2016年のミシュランに選ばれました。

 風情と利便性

築150年の「斉藤さんの家」は、長い土間と居住スペースに分かれた摂丹造り(せったんづくり)と言う昔ながらの建物の形を残しています。

梁や柱は建てられた当時のままを残しています。照明や家具は現代風にすることでモダンでオシャレな印象の部屋にしてあります。

水回りは、全てリノベーションしてあります。昔ながらの風情と利便性を兼ね備えています。

そばフルコースの夕食

夕食は、ミシュラン1つ星の「ろあん松田」からそばをメインに使った創作料理が食べられます。古民家宿は1泊、13,000円から宿泊できます。

ミシュランに選ばれた理由とは

村人主催の里山暮らし体験をすることが出来ます。稲刈りや薪割り、五右衛門風呂など村の人との交流と昔ながらの体験を求めて、週末には予約でいっぱいです。

何も考えずにいられるところ。何もないのがここの財産と言われた、それがステキです。自然と笑顔、何もないのがいいんです。

“何かを用意するのではなく、村人としてから客を迎える”これこそがミシュランに選ばれた理由の一つです。

ニッポニア

「ニッポニア」は、古民家を経営した話題になっています。斉藤さんの家の他にも400年の歴史をもつ酒蔵をリノベーションした“EN(えん)”があります。

和モダンに変化したお部屋がステキです。酒蔵ならではの日本酒バーや古民家なのにフレンチのフルコースが食べられると人気があります。

“EN(えん)”もミシュランに選ばれました。城下町を丸ごとホテルにする計画もあります。

まとめ

日本人には、新しいモノと古いモノを共存していく感覚を持っている気がします。築150年というだけで昔にタイムスリップしたような気持ちになって温かくなってしまう。

昔を知りたい気持ちが“民家ブーム”を呼んでいるのかも知れない!物が溢れている現代に“何もないからステキ”そんな矛盾さが人間のバランスを取っているのだろうと思いました。

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