福江島の朝日 / Norio.NAKAYAMA
日本にある有人島は418あります。その中には、突然観光客が殺到する島があります。なぜ人が集まるのか?ガイドブックに載っていない沸騰島とは?
九州の五島列島で最大の島である『福江島(ふくえじま)』は、観光客が2年で約1万人も増えました。いったい何がそんなにいいのか?
日本一美しい海辺
羽田空港から約1時間半で長崎に着きます。長崎港から1日4便ある高速線にのると『福江島(ふくえじま)』に到着します船には平日でもたくさんの観光客が乗っています。。
東京からだと4時間半かかる福江島は、無数の小さな島に囲まれて入り組んだ地形が特徴の島です。
黒潮の影響を受けた海は、抜群の透明度を誇ります。白い砂浜は“日本一美しい海辺”と呼ばれています。
キリストの協会が世界遺産の候補に
Douzaki Church 堂崎教会 / Norio.NAKAYAMA
五島列島には、隠れキリシタンが潜伏した協会が約50堂点在しています。その協会は、世界遺産の候補になっています。
世界遺産に選ばれる前に、その姿を見たいと観光客が殺到しています。
福江島の生活とは
福江島は、古い木の家が多くノスタルジックな街並みが広がっています。昔から島の生活を支えてきたキビナゴ漁は、今が最盛期を迎えています。
日本の昔ながらの風景
1507年に築造された「島民憩いの川 岩川」は、衣服や靴を洗濯する水路です。今でも島民たちにとっては欠かせない憩いの場所です。
岩川では、野菜を洗う人や子供たちは手長エビを獲ったりします。日本の昔ながらの風景がそこにはあります。子どもたいは、とにかく元気いっぱいです。
福江島のグルメ
海辺では、島の伝統である灰ダコ漁をしている人を見かけます。岩場に灰を吹きかけるとイイダコが逃げてきます。イイダコは灰が嫌いなんです。
ビニールハウスで育てているのは「五島ルビー」、島民の間で美味しいとブームになっています。通常のトマトより約2倍の糖度があります。
「幾久山米(いつくやままい)」は、五島列島のブランド米です。希少性が高く、県外に流通しない幻の米です。
民泊がブーム
観光客に人気なのが島民の生活に触れられる“民泊”です。夕食は島の家庭料理を食べることが出来ます。
伊勢海老漁をする家では、一緒に体験することも出来ます。獲れたての伊勢海老は朝ごはんのみそ汁に登場します。
貴重な体験もできる民泊は、1泊1万円から宿泊できます。
まとめ
福江島の人たちは、子どもから大人まで明るく元気いっぱいです。海がキレイで美味しいモノもたくさんある福江島は魅力的です。
日本の昔ながらの風景が広がる街並みと隠れキリシタンが作った協会たち、福江島には現実を忘れさせてくれるような世界観があります。
福江島が沸騰しているのがよく分かります。東京から4時間半かけても行ってみたいと思える島です。
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