がっちりマンデー|10/23月間食堂が教える『地方バラバラジャンル王』を紹介!

本記事のリンクには広告がふくまれます。

テレビ・雑誌

SANY4474.JPG
SANY4474.JPG / neco

東京や大阪ほどではない中くらいの都市で、ひとつの会社が色んなジャンルのお店を同じエリアで出店して大ヒットしています。

10月23日(日)のがっちりマンデーでは、月間食堂が教える『地方バラバラジャンル王』を紹介!

スポンサーリンク

儲かっているキーワード

「月刊食堂」の通山茂之編集長は、全国3000店以上の飲食店を現地調査しています。今儲かっている飲食店に詳しいんです。

キーワードは“地方バラバラジャンル王”です。いったいどんな会社なのか?儲かりの秘密を追って見ました。

エイトリンク

兵庫県姫路市にある「まるまさ」は、焼き鳥・イタリアン・天ぷら・肉バルの4業態6店舗のお店を展開しています。株式会社エイトリンクが経営しています。

しかも姫路駅から半径300m以内に6店舗があります。どこも満員でお客さんでいっぱいなるには独自の戦略があります。

儲かる戦略とは

姫路の人口は54万人あります。首都圏で流行っているパクチーだったり食材特化型の業態をしても儲からない!

地方都市では、最先端すぎる飲食店は当たらないんです。焼き鳥・イタリアン・肉・天ぷらの飲食の4大ジャンルに的を絞りました。

その4大ジャンルを姫路向けに“ちょいアレンジ”しました。

姫路向け“ちょいアレンジ”とは

イタリアン酒場 MARUMASA」は、リストランテではなく居酒屋テイストにしました。看板は提灯にして、スパークリングワインはジョッキで出します。

「天家まるまさ」は、小さな丸椅子とテーブルで大衆的な雰囲気にしました。

原価率が78%から48%へ

肉家まるまさ」の看板メニューは、牛もも肉・ロース肉・タンが各150gのった“肉家名物 肉焼き盛り”です。

お値段3,240円の商品原価率は78%あります。目玉の高原価のメニューはおいて、ほどほどのボリュームで出しているのがポイントです。

肉家まるまさは、3名のお客さんが多く必ず注文するメニューです。1人の割合にするとボリュームは足りないからサイドメニューを注文します。

原価率の低いサイドメニューを一人が2皿ずつ注文して、お酒の分と合わせると約9,000円の計算になります。すると原価率は78%から48%になります。

諸経費を引いても20%くらいの利益は出ます。6店舗合わせた年商は3憶5000万円になる予定です。

丘里

和食
和食 / kennejima

茨城県古河市にある「丘里」は、色んなジャンルの和食を5業態7店舗を展開しています。釜飯・とんかつ・寿司などで売り上げは年間9憶円になります。

儲かりのポイントは宴会

北関東でも古河市は工場が多い街です。工場で働く人が会社の宴会を丘里で開催します。儲かりポイントは宴会にありました。

一般の客単価は2,000円前後ですが、宴会だと5,000円~6,000円になります。丘里の良い所は、送迎バスと時間通りに終わるところです。

工場で働く人は、ちょっと遠くから来ている人が多く次の日の仕事に影響しないことが大事なんです。

時間内に終らせる独自戦略とは

丘里では、宴会を時間内に終わらせるために独自の戦略を導入しています。

1番のポイントは、乾杯をするための飲み物はビールかウーロン茶に決めて無料で提供しています。

送迎バスからリサーチ

丘里の社長が自ら送迎バスの運転手をすることがあります。お客さんはお酒が入っているため本音が聞けるそうです。

そうしてリサーチした情報はいち早く変更点に加えます。量が多いと言われた釜飯は1.5合から0.8合に変更しました。

畳敷きの部屋にもテーブル席を設置して、長時間でも座りやすくしました。丘里は11月に“から揚げ専門店”と来年6月には“カフェ”をオープン予定です。こりゃがっちりですわ!

 チームバリスタ

明神丸
明神丸 / alberth2

栃木県宇都宮市にある「チームバリスタ」は、炉端焼き・カフェ・焼き鳥・ラーメン・エスニック居酒屋・バルの6業態6店舗を展開しています。

炉ばた 鹿芭莉」を始めとして、バリサカフェやラーメン店のヒバリなど“バリ”と名のつくお店が6店舗あります。売り上げは目標が4億5,000万円です。

2枚看板戦略とは

宇都宮市は人口52万人、東京までは新幹線で約50分で行けます。宇都宮には新しいもの好きと保守的な人が半々います。

両方のお客さんに受けるように看板メニューは、2つ用意しています。「バリサイカフェ」では、新しいモノ好きには“ガレット”を保守的向けとして“パンケーキ”を用意しています。

「炉ばた 鹿芭莉」では、牛バラとフォアグラのロッシーニや豚巻き山芋などの斬新串焼きとカツオの藁焼きなど2つの看板メニューを用意しています。

店内が入りやすい設計

バリ系のお店は、間口全体から店内がよく見える設計になっています。開放的で中が見えるから、保守的でちょっと引っ込み思案な宇都宮市民でも入りやすいんです。

来年には宇都宮に3店舗バリ系の飲食店が増える予定です。

おすすめバラバラジャンル王とは

新潟にある「三宝グループ」は、中華料理のお店からスタートしました。イタリアンやラーメン店などの40店舗を展開しています。

人間関係が近い新潟の人たちは、座敷に上がって寛ぐスペースを好みます。そういうスペースがあるファミレスが人気です。

 

 

コメント