いっぷくで見た 全国の買い物難民600万人の救う移動スーパー“とくし丸”

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経済・通販ニュース

全国の買い物難民は600万人を超えると言われています。それは過疎地とは限らずに大都会でも起こっている現象に動き出した移動スーパー「とくし丸」の紹介です。

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“とくとくと~く、とくし丸”の音楽が流れてお買い物する方に教えてくれる移動スーパー「とくし丸」。荷台を開くとたちまち小さなお店に変身します。

移動スーパーと呼ぶだけあって扱っている商品が約400種類1000品あります。惣菜や果物、調味料やお菓子などのほか冷蔵庫があるので生鮮食品も揃っています。

買い物難民というと過疎地を想像しがちですが、大都会でも存在するそうです。東京都新宿区四ツ谷を回っているとくし丸のお客さんは、近くのスーパーまで400メートルもあるからとくし丸が来ることが助かるという。

お年寄りにとって400メートルの道は長く遠い、行く時は身軽でも買い物をして帰ってくるとなると荷物分が負担になってしまう。買い物に行くのは楽しいことなのに、これでは苦痛になってしまう。

徳島発 移動スーパーとくし丸のいちばんの魅力とは?

キャプチャとくし丸

株式会社とくし丸の代表である住友さんは、自分自身の親が買い物難民になったことがきっかけとなり移動スーパーを2年前から始めたそうです。特に女性は買い物って暮らしの中のお楽しみなんですと住友さんは言います。

移動スーパーとくし丸のシステムはいったいどうなっているのか?販売に回るのは300万円で販売用の軽トラックを購入した個人事業主です。商品は提携している地域のスーパーから委託販売するため在庫のリスクがありません。

午後5時までに売れ残ってしまった商品は返品することができます。売れ残りを抱え込む心配がないから安心です。スーパー側も店舗や人件費がかからずに商品を売ることができます。

移動スーパーが来ることでおしゃべりをしたりできることも楽しみのひとつになっています。ひとりでいる時間が長いお年寄りにとって話し相手は大切です。

住友さんは東京こそ移動スーパーは必要だという期待感があった。いろんな人がいろんなやり方を作っていってひとりでもたくさんの買い物に困っている人たちの“ありがとう”と言ってくれる仕組みが広がっていけばいいと言います。

全国に広がっている移動スーパーとくし丸は、今月だけでも6台増えました。東京は練馬、品川、豊洲に販売エリアが広がっています。来年にはもっと増える予定があるそうです。

冬の寒い時にそばまで来てくれる移動スーパーが、買い物に困っている人たちに暖かさを届けてくれるステキなサービスだと思いました。

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