冬になると食べたくなる「みかん」に驚きパワーがあった!意外と知れらていないヒミツがたくさんあるんです。
みかんを冬の間に食べるだけで生活習慣病のリスクを減らす効果があります。その効果のある色素とは?
みかんは果物の王様
みかんは、一般的に知られているのが「温州みかん(うんしゅう)」です。約400年前に鹿児島の長島で誕生したと言われています。
海外では、「Satsuma dandarin(サツマ マンダリン)」と呼ばれています。
日本での生産量は、年間約80万tあります。全ての果物の中で第1位の生産量です。1人あたり年間約30コ食べていることになります。
みかんの栄養素
みかんの実には、ビタミンCが含まれています。シミの原因と言われているメラニン色素の生成を抑える効果があります。
みかんの薄皮とスジには、食物繊維が含まれています。みかんのスジは、アルベドと呼ばれる便秘の解消効果があります。
みかんの皮には、ノビレチンが含まれています。ノビレチンには、花粉症などのアレルギー症状を緩和する効果があります。
みかんの皮を乾燥させた陳皮は、漢方薬の原料の一つです。七味唐辛子の材料としても使われています。
β-クリプトキサンチン
生活習慣病の発症リスクを減らす
みかんには、β-クリプトキサンチンという色素が含まれています。皮膚が黄色くなるのは、この色素があるからです。
β-クリプトキサンチンには、生活習慣病の発症リスクを減らす可能性があることが分かりました。みかんに含まれる量は、100gあたり1.8㎎です!
りんごが0.01㎎、レモンが0.07㎎に比べると群を抜いています。
脂質異常症の発症リスクを減らす
β-クリプトキサンチンは、脂質異常症の発症リスクを減らす可能性があることも分かりました。
脂質異常症とは、食べ過ぎや運動不足により、血中の悪玉コレストロールや中性脂肪が増加する症状です。
そのまま放置すると動脈硬化を起こしやすくなってしまいます。心筋梗塞や脳卒中のリスクが高くなる恐れがあります。
静岡県で調査された!
静岡県に住む30歳~70歳の男女で調査が行われました。約900人を10年間もの時間をかけて追跡調査がされました。
11月~3月までの「みかんシーズン」に時々食べる人と毎日3コ~4コ食べる人と比較しました。糖尿病の発症リスクは57%、脂質異常症の発症リスクは34%も減りました。
みかんを冬の間にしっかり食べれば、夏でも血液中にβ-クリプトキサンチンが多く残ります。
みかんの食べ方
みかんに含まれるβ-クリプトキサンチンは、油にとける性質を持っています。乳製品の脂肪分と一緒に取ると吸収率が高まる可能性があります。
そうは言っても1日3コ~4コ食べるのは大変!そんな時にオススメなのが「みかんミルク」です!
「みかんミルク」の作り方!みかん3コの皮をむいてミキサーに入れます。牛乳50mlとプレーンヨーグルト25gを加えます。約45秒ミキサーにかけます。
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