stationery is irresistible / burnbless
文具メーカーの『キングジム』って知っていますか?キングジムの名前を知らなくても、キングファイルは知っている人が多いはずです。
6月12日(日)「がっちりマンデー」では、事務の王様だから『キングジム』の儲かりヒミツが紹介されていました!
ロングセラー商品 キングファイル
『キングジム』の宮本社長は、初代おじいちゃんから始まって4代目の社長です。キングファイルは、キングジムのロングセラー商品です!
1954年に発売された「キングファイル」は、基本のスタイルはそのままで60年以上売れ続けています。累計販売数は約5億冊になります。
ずーっと売れ続けているには理由があります!ファイルのとじ具の部分を62年間に20回以上、細かい改良がされているんです。
1964年には、とじ具の110グラムの軽量化をしました。
1975年には、両開きタイプへ変更しました。
1999年には、脱着式にしました。分別ごみに出しやすくなりました。
キングジムのもう一つのヒット商品 テプラ
キングジムの会社を支える、もう一つの大黒柱が「テプラ」です。テプラとは、好きな文字を打ち込んで簡単にシールにすることができる商品です。
1988年に発売されてから累計900万台を突破するヒット商品です!世の中に急速にワープロが普及した時代に作られました。
社内では、“いつまでもアナログな文具だけじゃダメだ!電子文具を作ろう!”という声があって作られたのが「テプラ」です。
いきなりノウハウのないものに挑戦しても勝算はないので、ファイル背表紙の名前付けとしてラベルライターを考えました。
はじめは、キングファイルの背表紙に貼るラベル用の機械として開発を開始しました。お値段が16,800円もしたのに、たくさん売れました!
「テプラ」とは、Timely(いつでも)Easy(簡単に)Portable(その場で)Rapid(すぐに)Affix(貼り付けられる)の頭文字を合わせました。
キングジムは独創的な商品で勝負
デジタルメモ「ポメラ」は、パッと開くだけで用件をメモできる機会です。累計販売数は約30万台のヒット商品です!
ノートに書いた内容をカメラに撮るだけでスマートフォンで管理できる「ショットノート」は、累計販売数は約500万冊の商品です。
キングジムでは、どうして斬新な商品を開発できるのか?それは、開発する会議の仕方にありました。課のミーティングから部内会議、開発会議の大きく3段階に分かれています。
課のミーティングでは、否定はせずに違った角度からアイデアを出し合います。部内会議では、部長が参加してアイデのチェックがされます。
選び抜かれたアイデアが最終ステージの開発会議で話し合われます。ここには、宮本社長も参加します。第3段階の会議では、提案の9割以上が認されます。
とってもアットホームな会議から大ヒットが生まれるんですね♪
商品開発部の渡辺さんが出した企画は「イヤホンの形をしためざまし時計」。第2段階の会議まで通りました。次なるステップは、第3会議になります。
第3会議には、役員と営業、経営、物流など各部門の責任者が出席します。商品化が決定する会議は、緊迫しているかと思ったら和やかなムードで決まります。
売れるかどうかっていうのは、疑問に思うような商品が多いんです。
最後にこの会議で役員全員が一致して通したことによって、仮に売れなくても担当者の責任ではない!
皆が決めたことだから、そのための会議だと思っています。
大切なのは、どの商品もみんなで力を合わせて売っていこうというチームプレーの精神です。たとえ売れなくても連帯責任になります。
だから、失敗を恐れずに斬新な発想で商品開発に取り組めます!たとえどんな結果になったとしても、自分の考えた商品が世の中にデビューする想像しただけでワクワクします。
コメント