ガイドブックにのっていない沸騰島!長崎県の五島列島のひとつ中通島(なかどおりじま)は、ここ3年で観光客が3万人も増えてました。
沸騰ワードでは、五島列島に何が起こっているのか?年間27万人が訪れる島、その魅力に迫ってみた!
東京から14時間 中通島へ
『中通島(なかどおりじま)』は、東京から西に約1,000㎞の場所にあります。羽田から2時間かけて長崎空港に行きます。空港からはフェリー乗り場に向かいます。
奄美大島への船は、1日1本しかありません!口コミによると“ひと目見たい世界遺産候補の島!”、“五島列島きってのグルメ島”などと言われています。
中通島の魅力とは
東京から中通島までは8時間かかります。中通島は、山が連なって起伏が激しい島です。のどかで自然豊かな島は、展望台から一望できます。
中通島は、200万年前の地殻変動によって誕生しました。66もの島に取り囲まれ、入り組んだ地形をしています。コバルトブルーの海は、平均の気温が17℃あります。
シーグラス
海岸では、海に捨てられたビンが何見揉まれてできたシーグラスが取れます。それでアクセサリーを作る人も多くいます。
インテリアやアクセサリーを手作りするのが島では人気になっています。
カキ打ち
中通島は、黒潮の影響をうけて天然のカキが取れます。大潮になると岩についたカキがダダでとり放題なんです。
今の時期は、ミネラルが豊富なカキが取れます。カキをとる姿、❝カキ打ち❞は志摩の風物詩になっています。
カキ打ちで出会ったお母さんは、タコ壺漁をしています。海の上での仕事が多いため、船つき場に小屋を建てて作業場にしています。
❝アオサとカキのみそ汁❞は、アオサとカキをたっぷり入れた島の春のごちそうです。❝カキご飯❞は、カキエキスが染み込んでいます。
長寿の木
鳥居をくぐると「長寿の木」があります。樹齢約650年の木がある参道を、息を止めて登り切れば長生きできると言われています。
頭ヶ島天主堂
五島列島には、隠れキリシタンが信仰した教会があります。教会は52堂もあって、別名「祈りの島」と呼ばれています。
島を代表する教会の「頭ヶ島天主堂」は、世界遺産候補としてあげられています。石造りの教会は珍しく、ひと目見ようと観光客が増えています。
カトリックの家の庭には、マリア様かイエス様の像が置いてあります。この島では、4人に1人がキリスト教徒です。
朝と夕方にお祈りするために、家の中にも祭壇があります。祭壇には、引き出しがたくさんあります。その中から信仰道具やお金が保管されていました。
シケ祭り
「シケ祭り」とは。漁師が漁に行けないときに行います。昼間っから飲んで、地獄炊きを食べます。地獄炊きとは、五島うどんを煮込んで食べます。
漁師町の島では、魚の煮汁も大切に使います。アラの煮汁と卵を混ぜて麺つゆの代わりにします。
つけダレには、しょう油・マヨネーズ・カツオ節・七味を混ぜても美味しい。まるでパスタのように食べることが出来ます。
爆発島
「爆発島」とは、九州最大の採石場です。岩に火薬をしかけて爆発させて、その石を海の防波堤などに利用されます。1発で採れる石は、約9000トンです。
この爆発を見るためのツアーは、年2回あります。人気のツアーで、争奪戦になることもあります。
まとめ
長崎には、深く悲しい歴史の爪痕が残っています。頭ヶ島は、明治時代にキリシタンの弾圧にあいました。
中通島の東端と頭ヶ島大橋で結ばれた小さな島には、1軒をのぞいたみんながキリシタンでした。「頭ヶ島天主堂」は、11年という月日をかけた珍しい石造りの教会はです。
信仰の結晶と呼ばれた教会の姿には、キリストへの深い思いを感じます。世界遺産に登録する前に見てみたい、そう感じる気持ちが分かります。
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