Tokara islands – Kodakara island / tsuda
日本にある有人島は418あります。その中には、突然観光客が殺到する島があります。なぜ人が集まるのか?ガイドブックに載っていない沸騰島とは?
屋久島と奄美大島の間にある『宝島(たからじま)』は、6年間で観光客が約2倍になりました。
東京から19時間 宝島へ
『宝島(たからじま)』は、鹿児島県のトカラ列島にあります。羽田から2時間で鹿児島空港まで行きます。鹿児島からは週に2便しかないフェリーに乗ります。
フェリーが途中で立ち寄る「悪石島(あくせきじま)」では、子どもたちがフェリーにあるアイスを買いに来ます。トカラ列島には商店すらない島が多いためです。
口コミによると“黒潮に浮かぶ絶海の孤島”や“外界から切り離された日本最後の秘境”などがあります。
宝島の魅力とは
宝島はサンゴが隆起して出来た絶海の孤島です。地形の荒々しさとすき抜けるような青い海が特徴です。
トカラブルーと呼ばれるブルーのグラデーションは、日本最後の秘境と呼ばれるこの島ならではです。人口は137人、集落は一つしかありません。
海賊キャプテンキッドが3億ドルに財宝を隠したという伝説があります。財宝が眠ると伝わる鍾乳洞など冒険心をくすぐる場所があります。
大籠海水浴場
「大籠海水浴場」は、サンゴに囲まれた入江のため波が穏やかです。学校の水泳授業も行われます。白い砂浜と透き通った青が広がるビーチは、島の子供たちの遊び場です。
ビーチには、見つけると幸せになれる星の砂がザクザクあります。
宝島の郷土料理
「落花生豆腐」は、宝島の郷土料理です。落花生と大豆をひと晩水に浸します。釜に入れて炊き上げます。一度ふき上がったら、にがりを入れて固めます。
宝島ではお祝い事で登場した落花生豆腐は、ピーナッツの風味があります。
ピザパーティー
宝島には飲食店が1軒もありません!そのためピザパーティーが開催されます。島民137人の中で約3分の1が参加します。
移住者が増えている
宝島には遊びに来て、そのまま移住してしまう人が増えています。希望者には仕事の斡旋もあります。絶海の離島でありながら5年で50人の移住者がいます。
村営住宅は2DKで6,000円という安さで住むことが出来ます。冷蔵庫の他に冷凍ストッカーが1台、台風などで船が欠航したときのためにストックして置きます。
マショとは
Kodakara-jima island – Yudomari spa / tsuda
「小宝島」は、宝島から船に乗って15㎞の場所にあります。山々の様子が妊婦さんの寝そべっている姿に見えます。
島の所々に神々しい奇岩が存在します。神々が宿る島と崇められて来ました。島には湯気が沸く知る人ぞ知る温泉島です。自然の岩盤浴を楽しめます。
湯泊温泉は、太平洋が目の前に広がる温泉です。45℃の源泉は乳白色を含む塩化物温泉です。
マショとは、島の方言で塩のことを言います。海に近いことから水質は、日本屈指の塩分濃度があります。
温泉マニアが垂涎するほどの秘湯中の秘湯です。マショ温泉は、3つあって真ん中の温泉が41℃と適温です。
まとめ
東京から19時間かけても行きたい「宝島」、台風で船が欠航すると2週間は船が来ません。飲食店もお店もない、それでも住みたいと思う人が増えています。
人間とって必要なのは、便利さではないんだ。それよりも大切なモノを見つけることが出来る魅力的な島です。
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