カンブリア宮殿|知らないと損をする!糖質カットいちやまマートの美味安心で健康になる

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スーパー / karinckarinc

南アルプスにぐるっと囲まれた山梨県甲府市には、地元の人の健康を守るスーパーがあります。健康長寿日本一を支える『いちやまマート』です。

カンブリア宮殿では、糖質カットや塩分控えめなど考え抜かれた健康スーパーの“三科雅嗣(みしなまさし)”社長が登場しました!

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 健康を意識したスーパー

山梨県で展開している『いちやまマート』は、健康を意識した商品がズラリと並ぶスーパーです。

鮮魚コーナーでは、塩分を40%カットした“アジの干物”や“いかの塩辛”など血圧を気にしている人には嬉しい品揃えです。

お弁当コーナーには、炭水化物などの糖質を抑えた“かつ丼”が置いてあります。豚肉には大豆のフレークを使い、ご飯にはこんにゃく米が入っています。

健康的な食生活が幸せをもたらす。毎日の食事が私たちの身体を作っています。だからこそ美味しくて、安心・安全な食品を提供することに努めています。

山梨と長野に13店舗を展開しています。売り上げは232憶円あります。地元では一目置かれているスーパーです!

プライベートブランド 美味安心

いちやまマートのプライベートブランド「美味安心」は、国産小麦にこだわったかりんとうやクッキーとお菓子だけでも60種類あります。

パンはグルテンフリーです。グルテンフリー食品とは、麦類に含まれるたんぱく質であるグルテンを使用しない食品です。538円とちょっとお高い!

プライベートブランドというとメーカー品と同じような商品が安く買えるイメージがあるが「美味安心」は安くはない。

いちばん人気は焼売

いちばん人気の“和豚もちぶたジャンボ焼売”は430円、無添加と良質な国産豚にこだわると価格はどうしても高くなってしまいます。

小麦粉を使わないカレー・ルウ

グルテンフリーのカレー・ルーは、小麦粉を抜くかわりにフルーツや野菜をふんだんに使っているため625円という値段になってしまいます。

こうした美味しくて安心な食品が店内のいたるところに並んでいます。その数400種類以上あります。

30%減塩の漬け漁に挑戦!

塩分を控えた「漬け魚」は、あまり市場にはない、塩分を控えることで味がぼやけないようにする。

五島灘の塩なら味はそのままで塩分を30%カットすることが出来ます。一般的な塩に比べると4~5倍の値段がしてしまいます。

旨味を増すため酒粕にカツオと昆布のエキスを加えています。やり直しを続けて4回目で商品化になりました。

アレルギーでも安心して食べられる

近所のオーガニック系マーケット
近所のオーガニック系マーケット / yosibiroum

東京の四谷にあるショッピングセンター『丸正総本店』では、美味安心の商品を買うことが出来ます。

小麦が食べられない子供を持つお母さんがカレーを試食します。アレルギーを持つ子供たちにとってはカレーを食べられる幸せがここのあります。

安くて安全じゃない食べ物を売る時代は終わった。消費者は本当にいいものをおいしくて安全なものを求めている。

全国に「美味安心」を取り扱ている店舗は80社で1000店以上あります。

いちやまマートの歴史

『いちやまマート』は、1964年に父親である十三さんが設立しました。24時間営業・100円均一・パンの店内調理など山梨初の取り組みしました。

ところが父・十三さんは53歳で大腸がんで亡くなりました。その後を追うように兄・達矢さんは46歳で膵臓がんでなくなりました。

三科社長は、それから健康について考えるようになりました。まずはじめに合成着色料をなくすことからスタートしました。

合成着色料は、原料がタール系色素と言われ石油からとったものです。

タール系色素の完全撤廃!

「タール系色素完全撤廃!」の広告が新聞に載りました。店内からは合成着色料が入った商品が消えていきます。

加工食品の売り上げNo.1の魚肉ソーセージ。いちやまの誠意と社長の慧眼があって無着色の魚肉ソーセージを作ってくれました。

本物志向への挑戦

山梨県には、美味しいフランスパンを焼ける店がない時代がありました。スーパーの中で美味しいパンを提供したい!そんな思いから横浜のパン屋に従業員に修行に行かせました。

1年間の修行の後、山梨初のスーパーで美味しいパンを販売しました。

地方スーパーの戦略

美味安心を扱っている東部では、地域の小学生を招き食品の見学会を開いています。地域のお客様の健康を考えた活動をしています。

物をうるのではなく、考え方・心を売るのが一番大事

村上龍 編集後記

本来「ローカル」には「田舎」というニュアンスは含まれない。「その地域特有の」というポジティブな意味合いを持つ言葉であり、まさに「いちやまマート」にふさわしい。

三科さんは、誇りと自信を持ってローカルを自称する戦略家だ。「美味安心ブランド」は全国に浸透しつつあり、無添加の価値を啓蒙するが、目線は庶民に合わせてある。

不味いものはオーガニックでも売らない。ナショナルブランドも売っているし、ディスカウントストアの攻勢も受けて立つ。

柔軟で、しかもぶれがない。わたしは「風林火山」という軍旗の文字を思い出した。

現代の「風林火山」・・・村上龍・・・

 

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