【カンブリア宮殿】話題のふるさと納税!約7割の人が利用しているトラストバンクとは

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話題沸騰!ふるさと納税は、寄付の約7割が「ふるさとチョイス」というサイトを経由している。圧倒的な人気があるサイトを作ったのが「トラストバンク」です。

カンブリア宮殿では、ふるさと納税の仕掛け人であるトラストバンク代表の“須永珠代(すながたまよ)”さんが登場しました。

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トラストバンクとは

「トラストバンク」とは、東京の目黒区のオフィスタワーの高層階にあります。“信頼をためる”という意図で名付けられました。

2012年に創業したトラストバンクは、従業員70名の会社です。ふるさと納税の寄付額と共に急成長しました。

ふるさと納税の総合サイト「ふるさとチョイス」は、全国1788自治体の100%の情報を掲載している。

ふるさと納税で動く寄付金2700憶円のうち、7割の人が「ふるさとチョイス」を利用しています。

ふるさと納税とは

ふるさと納税とは、気に行った自治体を選んで寄付すると返礼品が届きます。寄付した金額分が翌年の住民税などで控除されます。

5万円を寄付すると手数料を2,000円を引いた4万8,000円分が控除されます。翌年払う住民税が4万8,000円分安くなります。

何か所に何回か寄付しても、その年に負担するのは2,000円です。実質2,000円で何個もの返礼品を受け取ることが出来ます。

2008年に始まった制度は、この2年で増えました。2016年度は2,700憶円に達すると予想されています。

ふるさとチョイスが変えたモノ

東京・有楽町にある「ふるさとチョイス カフェ」では、ふるさと納税の仕組みや申込み方を教えてもらえます。

こうした取り組みの効果もあって、ふるさとチョイスの会員数は157万人に達しています。

ふるさとチョイスと手を組んだ長崎県平戸市は、全国1位になりました。2014年度のふるさと納税額は14億6,259万円です。

魅力的な返礼品

「平戸瀬戸市場」では、地元の海鮮が集まっています。ふるさと納税によって雇用の拡大にもなりました。

“地魚の詰め合わせ”は、獲れたてで鮮度バツグンの魚が何種類も入っています。“幻の平戸和牛”は、生産量が少なく柔らかさが自慢です。

“ウチワエビのしゃぶしゃぶセット”は、地元でもあまり食べられていなかったウチワエビを食べやすくしゃぶしゃぶにカットした人気商品です。

“平戸夏香”は、柑橘の新しい品種です。爽やかな香りと優しい甘みが特徴の特産ブランド品です。期間限定の返礼品は大人気であっという間に品切れになってしまいます。

“平戸夏香のジュースセット”は、平戸夏香で作ったジュースです。ジュースを作った平戸夏香の搾りかすは、ブリのエサになります。“平戸夏香ブリ”が生まれました。

長崎県平戸市は、2016年のふるさと納税額は16億5,283万円です!

ふるさと納税サイト

「ふるさとチョイス」は、提携している自治体が1200以上と圧倒的なシェアがあります。

「楽天ふるさと納税」が提携している自治体の数は213です。「さとふる(ソフトバンク)」が171の自治体と提携、「ANAのふるさと納税」が72の自治体と提携しています。

ふるさとチョイスはなぜトップになったのか?

1つは、先行者メリットがとても大きかった。2012年にふるさとチョイスをオープン、他社は2年以上遅れてスタートした。

2つ目は、全国の自治体職員一人一人がふるさとチョイスを活用して「絶対に地場産業を盛り上げる」とか「地域の課題解決をしたい」という思いがあった。

自治体職員と一緒に成功事例を積み上げたことが“ふるさとチョイス”を躍進させた一番大きな要因だと考えています。

現場に行って自治体の人と話すと信頼関係ができてくる!

トラストバンクは営業部門が1つもない、営業が1人もいない会社なんです。信頼を構築できた自治体職員や議員が一生懸命に営業マンになってくれています。

 地方の疲弊 トラストバンク誕生

トラストバンクの代表である須永須永珠代さんは、1973年に群馬県伊勢崎市に生まれました。東京の大学を卒業したが、東京で就職は出来なかった。

群馬県の自動車メーカーに就職するも1年で退職します。派遣社員やアルバイトなど職を転々とします。

結婚相談所とWEBデザイナー

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須永さんは、結婚相談所に3年間勤めています。相談に来た人の模擬お見合いの相手役をしていました。

結婚相談所では相談者と同士のようになって「この前のお見合いどうだった?」と「ここ失敗しちゃったんだよ」という相談を受けました。

その人が幸せな結婚をできたときにみんなでお祝いをした。困って言うことを助けることが達成感となりました。

ふるさとチョイスを始めてから自治体職員が困っていることを少しでもアドバイスしたいという思いが達成感につながります。

ワクワクしながらできたのは、いろいろな経験が生きていると思います。

ITベンチャー企業では、WEBデザイナーとして働きました。3年間で100ものECサイトなどを立ち上げます。残業250時間という過酷な日々を送ります。

これによってWEBのノウハウが身に着きました。

仕事は考え方で変わるのか?

派遣やアルバイトを繰り返して「人生は大丈夫か」と悩んでいる人はいっぱいいると思います。その時にブラックで“どうしようもないことをしている”と思うのか?

“いつか役に立つかもしれない”と思うかで、後々すごく違うような気がする。

今やっていることが、きちんとできないなら今後も何もできないと思った。自分に言い聞かせて、今やっていることを出来る限り一生懸命やろうと心がけた。

ホットプレートがきっかけ

ホットプレートの購入をたのまれ多とこと、地元の商店街よりもインターネットで買いました。“それじゃダメだ、地元に金が落ちないだろ”父親に言われてしまいます。

自分の損得じゃなく地域にお金を落とす。その考え方が“疲弊する地方”に目を向けるヒントになりました。

2012年には、たったひとりで資本金50万伝で「トラストバンク」を立ち上げます。こだわったのは寄付金の使い方です。

ふるさと納税は、課題解決のツールだと考えています。自治体はどういう課題があって、どういう町にしたいのかを明確に示すことによって賛同した寄付を集める。

 寄付金で地方が元気に

佐賀県では糖尿病患者を救う研究費用を募り7000万円が集まりました。

岩手県・西和賀町では、2015年に土砂崩れで道の駅が休業してしまいます。道の駅の代わりになるキッチンカーの購入資金1000万円が集まりました。

北海道・上士幌町では、地元のブランド牛を返礼品にします。21憶円の寄付金を集めました。過疎の町の町民税の9倍あります。

“都会から移り住んで欲しい”という思いから、寄付金は子育てと少子化対策に活用しています。

「こども園ほろん」は、保育料と給食が無料です。寄付金で外国人講師を雇い、絵本も購入しました。今では園児140人に増えました。待機児童ゼロになりました。

上士幌町には、東京からの移住者もいます。この10年で120人の移住者が増えました。

ふるさと納税ブーム 光と影

2,000円の負担ですむ寄付の上限は収入によって変わります。年収500万円なら2,000円負担ですむ寄付金は6万円までです。

年収1億円なら寄付金は435万円までになってしまいます。大量の返礼品が実質2000円で手に入ることになります。収入の高い人ほど得が出来ます。

都会の住民が地方に寄付すれば住民税が控除されます。住んでいる自治体は減収になってしまいます。そのため、返礼品の還元率は3割になりました。

地方と都市部の対立を深めないのか?

どこから流出や流入したとかということより、どう使われて日本全体として良かったのか悪かったのかは違った議論になるんじゃないのかなと思っています。

ふるさと納税を通じて地方が元気になっている状況をきちんと伝えて行くことがとても重要だと思っています。

ネットワークは他にも役に立つのか?

ウェブサイトをふるさと納税だけとは考えていない。

トラストバンクの使命である「地域とシニアを元気にする」という人・モノ・お金・情報が地域や都市部で循環しているのが健全な状態としている。

今のネットワークを生かして、それ以外のビジネスにも発展していきたいと考えています。

借金残高230憶円 北海道・夕張

北海道・夕張市は、今も借金230憶円が残っています。ふるさと納税は返礼品をもらって終わりではなく、足を運んでもらい地域活性化につなげることが大切です。

映画「幸せの黄色いハンカチ」のロケ地を巡る。ふるさと納税の返礼品に北海道・夕張に来るツアーの企画が考えられています。

編集後記

「ふるさと納税」というシステムが、今後も長期的に続くのか、私には分からない。

だが、「ふるさとチョイス」は、圧倒的な情報量、ページデザイン、親切なアップデートなど、サイトとして、驚くほどよくできている。

たとえ「ふるさと納税」に何らかの変化が訪れても、「ふるさとチョイス」の貴重なネットワークは機能し続ける気がする。

ネットワークは、交通網と同じで、時代状況の変化にも対応できる。

「ふるさとチョイス」というウェブサイトが生まれたこと、それは「ふるさと納税」が果たした大きな貢献の一つかもしれない。

生き続けるネットワーク・・・村上龍・・・

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