秋の味覚きのこには、驚くべきパワーがあった。インフルエンザウイルスを抑えるきのこが発表されました。驚くべきパワーきのこは「マイタケ」です!
総合内科専門医の大竹真一郎さんは、きのこに詳しいドクターです。きのこは正しい知識を持つことが大切、きのこを食べることで健康な体になれると言います。
きのこの種類
本に生息しているきのこは、10000種類あります。名前があるものが5000種類、その中から食べられるモノは200種類しかありません。
きのこは、免疫機能を正しく働かせる成分やビタミン、ミネラルが豊富にあります。秋が旬のきのこは、正しい知識を持つことが大切です。
きのこの栄養
よく食べているきのこには、どんな栄養素があるのか?しいたけに含まれているβ-グルカンは、免疫力を高めます。
ぶなしめじに含まれるオルニチンは、疲労回復の効果が期待できます。まいたけは、ビタミンDが含まれています。骨粗しょう症予防に効果があります。
なめこは、ムチンが含まれて胃の粘膜保護が期待できます。エリンギに含まれているのは、食物繊維です。腸内環境がよくなります。
きのこの栄養をしっかりとれる調理法は、煮たり揚げたりするより焼くことがいいとされています。グリルや電子レンジで熱を通した方が栄養素は逃げない。
インフルエンザウイルスを抑える
今年10月に開かれた「国政栄養学会議」では、インフルエンザウイルスを抑えるきのこが発表されました。
まいたけは、インフルエンザのA型に感染したマウスにマイタケα-グルカンを摂取させた実験が行われました。ウイルスの数が約3分の1になりました。
マイタケα-グルカンは、まいたけ独自の成分です。研究発表によると、口から投与した場合としない場合の実験結果です。
3日後のウイルスの量が、5分の1まで減りました。今年に流行が予想されるインフルエンザはA型です。
免疫力が低下したマウスでも、インフルエンザウイルツが3分の1に減少しました。インフルエンザに対抗する抗体の量が、α-グルカンを摂った方が2倍増えていました。
きのこのうま味が3倍アップ
きのこは、冷凍した方がうま味が3倍アップします。一旦、冷凍したきのこを加熱すると、うま味をつくる酵素が働き出します。
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