カンブリア宮殿|100万円がで2倍になる“人生が変わる”資産運用ひふみ投信とは

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ひふみ投信
ひふみ投信 / kaeru_onou

“人生が変わる”資産運用なんて聞くと耳を疑ってしまう。そんな上手い話があるのだろうか?銀行に預けても金利はたかが知れている時代に驚きの情報です。

カンブリア宮殿では、100万円が4年で2倍になる“ひふみ投信”を販売している、「レオス・キャピタルワークス」の代表“藤野英人(ふじのひでと)”さんが登場しました!

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ひふみ投信とは

投資信託(ファンド)とは、個人投資家がファンドマネージャーと呼ばれるプロに運用を託す金融商品の事を言います。

藤野さんは、ひふみ投信のファンドマネージャーの一人です。数ある投資信託から選ばれる「R&Iファンド大賞」を4年連続で受賞しています。

ひふみ投信の運用実績は、日経平均よりもずっと上を行っています。右肩上がりで伸び続けています。

レオス・キャピタルワークス

「レオス・キャピタルワークス」は、東京都千代田区に本社があります。社員は48人の小さなオフィスで顧客から集めた2053憶円の資金を運用しています。

朝会では、藤野さんを支えるアナリスト達による情報交換が行われます。投資信託は個人投資家から集めた資金で値上がりしそうな会社の株へ分散投資していきます。

ポートフォリオと呼ばれる保有株の組み合わせこそがファンドマネージャーの腕の見せ所です。現在130社の株に投資している“ひふみ投信”です。

大儲けを生む“お宝企業”探し

ランドリーハウスWASH

「ランドリーハウスWASHハウス」は、九州を中心に約350店舗を展開しています。年商は31憶円、藤野さんが狙うのは知られざる地方企業です。

2016年11月に東証マザーズに上場した会社の品定めをするために会社訪問します。駅からは遠くても歩いていきます。名刺は、その会社の個性です。ロゴや裏に何が書いてあるのかも肝心です。経営者との面談が一番大切です。今後のビジネスや気配りなど一挙手一投足が将来性の判断になります。

かなりこれはいいなと興奮した会社です。「謙虚」と「自信」がよく混じった人かなと思いました。

明確に社長の中で「全国展開して成功する」という青写真が描かれていて、もちろん一本調子にはいかないと思うが地方でこれから大きく伸びてくる経営者の1つの典型かなと思います。

レオス・キャピタルワークスでは、「ランドリーハウスWASH」の株を社長と親族の会社に次ぐ第3位の株主になるほど買い付けました。株は9.83%投資額は15億円になります。

朝日印刷

「朝日印刷」は、富山県にある医薬品などのパッケージを印刷している会社です。投資家から頂くお金を資本として先行投資してもらいます。

そのお金で高額な印刷機を購入することが出来ました。藤野さんが最初に投資した20年前に比べて国内のシェアは4割とトップ企業になりました。

大塚家具

「大塚家具」と言えば、お家騒動でもめた会社です。その株を“ひふみ投信”では買い付けています。久美子社長への期待があります。

藤野さんは企業を知ってもらうため、毎年10回ほど見学会を開いています。投資家が不安を感じるなら社長と引き合わせることをします。

ひふみ投信を作った理由

雙株
雙株 / jinchinlin

知られざる未来の成長企業を誰よりも早く見つける。株を買い付けて大きな利益を生む、そのためには足を運ぶことが最も重要です。

インターネットで得られる情報は個人もプロも変わらない!プロがどこで差別化できるか?というとインターネットにない情報をどれだけ取れるかになります。

日本には良い企業がたくさんある

藤野さんは、大手投資会社でファンドマネージャーとして活躍していました。

前の外資系投資会社は給料がものすごくよかったので、給料だけ考えたらそこにいた方がずっと良かった。

お金だけでなく、もっと夢があって、日本に“投資”を伝える場がない、そういう商品がないなと思った。

有望企業を成長させる投資信託を作ることを決意して、2008年に“ひふみ投信”の販売を開始しました。

北海道から沖縄までいい会社がたくさんある。そういう会社を見つけてたくさん投資をして、その会社が伸びて行くお手伝いをしたい!

それによって多くの人がまた喜んでいく循環をつくりたい!

きれいごとではなく、そのように考えて行動することが実はすごくお金も儲かるし、投資される会社もハッピーになる。誰も損する人がいない!

企業の情報はどう集める?
コンピューターで分析して伸びている会社を調べるのが一番簡単な方法です。それだけではいい成績は出ない、それは多くのライバルがやっているからです。

ネットで得られない情報こそ大切!
足しげく通えば通うほど、すごい人にあたる可能性が高く、無駄足を手間ひまをかけることがモノづ極大切だと思う。

会社って変化します。ダメだと思った会社が急速に良くなったり、逆に良いと思った会社がダメになることもある。

“大ブレイク企業”発掘で大儲け

「ロック・フィールド」は、デパ地下の惣菜店を運営しています。日本橋タカシマヤの地下にある“アール・エフ・ワン”は、そのひとつです。

藤野さんは、まだ会社の規模が小さかった20年前に将来性に気付き株を買い付けていました。株価は4.3倍になりました。

オシャレな雑貨が揃う「セリア」は、全国に1400店舗を展開しています。藤野さんは、まだ知名度が低かった6年前に株を保有しています。

岐阜県で創業したセリアは、藤野さんが買った時より株価は24倍になりました。

企業をまわる努力でライバルと差をつける

1990年に野村投資顧問に入社していたころ、大塚家具が有明ショールームに作る計画をしていました。当時の大塚社長に魅せられて投資を考えていました。

当時の青島都知事が都市博の中止を決定しました。都市博がなくなれば、台場はゴーストタウンになる。大塚家具に投資することに迷いました。

ゆりかもめに乗って何度も有明に足を運び、ある日の夜レインボーブリッジの夜景を見ました。藤野さんは確信します。

“ここは間違いなく人気スポットになって、客が殺到する”、大塚家具の株は買いだ。株価は3倍に膨れ上がりました。その経験から自らの足で企業をまわることになります。

こんな会社は成長しない!

25年で見てきた会社は6000社になります。そんな藤野さんが成長しない会社の見分け方を教えてくれました。

晴れなのに傘立てが傘だらけの会社は成長しない!

会社の入り口に貼れているのに傘立てに傘がいっぱいある。どういうことかというと片付ける人がいないということです。

誰か率先して、女子社員でも男性社員でも片付ける人がいたらキレイになる。そのまま置いてあるということは、会社で起きていることを「自分ごと」と考えていない人が多いということです。

社内がスリッパ履きの会社は成長しない!

公私混同なんです。何かというと家のように過ごしたい気持ち、パブリックの場は、靴でもどこでも入っていけるけれど、靴を脱いだりサンダルにするのは自宅と同じということ、その姿勢がそういうところで見えてくる。

社長の自伝を手渡しされたら成長しない!

経営者が「今」を生きていない、過去の業績、やったことを話したいというのは終わった人なんです。

「今」を活きている人は今やっていること将来したいことを語りたくてしょうがない。だから成功するとは限らないが、過去の事ばかり話す人が成功することはまずない!

6,000社の中から大企業に成長した“すごい人”とは

「ユニクロ」は、広島で上場した中小企業でした。ファーストリテイリングの柳井正社長には強烈な印象がありました。

話を聞くときに全身を耳のようにして聞く人、まるで禅僧というかお坊さんのみたいだった。ただものではないと思いました。

「ソフトバンク」の孫正義さんは、上場したてのときに出会いました。話をするときに大きく開脚をして話すのが印象的でした。

「ニトリ」の似鳥社長は、良い意味で大言壮語するというか、話していて面白いしワクワクする人です。

世界は投資でできている!

家計金融資産に占める「投資」の割合は、日本が15%でアメリカは51%です。アメリカ人の中では年間1憶円以上を投資している人もいます。

日本人はリスクを取らずに堅実さを好む傾向があります。そんな投資に消極的な価値観が社会に閉塞感を与えているのではないか?

「投資は悪」で「お金は汚い」と思う人がとても多いのは残念だと思う。僕らは全て「投資」で成り立っている。たとえばスタジオにあるテーブル、誰かがどこかでリスクを取って、工場を作り、そして従業員がつくってテーブルがここにある。

投資は基本的に「未来への投資」!

希望がなければ投資は出来ない!未来を信じることができる人しか投資はできない!

教育投資もそうだし、工場投資もそう、根本的に投資と言うのは未来であり希望です。

自分の未来を自分で切り開くことがとても大切です!

編集後記

ファンドマネージャーには、最先端の情報器機を身につけ、世界を駆け巡り、莫大な資金を動かす「かっこいい職種」というイメージが、いまだにあるような気がする。

藤野さんは違う。事前にある程度の情報を得た上で、自分の足で全国をまわり、自分の目で投資適不適を確かめる。

「金があれば何でも買える」そんあことを言った人もいた。だが、信頼は、金では買えない。藤野さんが組むファンドは、信頼がベースになっている。

投資で重要なのは、未来の価値を見極めることだ。だから、投資は、ときとして「希望」と同義語になる。信頼と希望のファンド・・・村上龍・・・

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