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今年の夏は、残暑が厳しく10月くらいまで続くのではないかと言われています。暑い時期にぐっすり眠るためには、どうしたらいいのか?
8月3日(水)のノンストップでは、1万人の眠りを解決してきた快眠セラピストの『三橋美穂(みはしみほ)』さんが登場しました。
皮膚体温と深部体温のちがい
8月になって、暑さが厳しくなりました。ぐっすり眠るためには、体温を下げることが大切です。
体温には大きく分けて2つあります。体の表面にある「皮膚体温」と体の内側にある「深部体温」です。深部体温は、心臓や脳などの内側の部分のことです。
深部体温は、夕方に一番高くなります。眠りに入って1℃くらい下がるとぐっすりと眠ることが出来ます。深部体温が下がらないと寝苦しい夜になってしまいます。
深部体温を下げる方法とは
寝室は25℃に冷やしておく
深部体温を下げるコツは、寝る1時間前に寝室を25℃に冷やしておくことです。そのときに、湿度を50%~60%にしておきます。
涼しい環境に身を置くことで、体にこもった熱が放出しやすくなり深部体温が下がるのを助けてくれます。
入浴は38℃~40℃に15分入る
入浴は、寝る1時間前に38℃~40℃に15分ほど入ります。深部体温を下げるには、一度体温を上げることがポイントです。
深部体温を上げると、体は反動で強く下げようとします。入浴によって上がった体温は、下がりやすくなります。
寝る直前には、エアコンの温度を25℃⇒28℃に設定します。そうすると1時間かけて、室温はゆるやかに上昇します。
この時に、自然な発汗が体内の熱を逃がしてくれます。タイマーは設定しないで、28℃のままひと晩過ごします。
深部体温の引き下げ術
BAKOKO_Onjuku_Int_Bath_Corner / BAKOKO
夏場は、シャワーだけ浴びるという人も多いと思います。そんな人には、手や足だけをお湯につけたり熱いタオルで足裏を拭くといいです。
心臓から遠い部分の手や足を温めることで、深部体温は外の逃げていきやすくなります。熱めのお湯につかることがポイントです!
食生活も大切!唐辛子などのカプサイシンは、体温を上げる効果があります。体温が下がったときに眠気が来ます。
おすすめな寝間着
寝るときに着るものも大切です。麻やシルクは、汗を吸って吐く力があります。サラッとして体温のコントロールが上手にできます。
綿でもガーゼは、粗く編んであるから熱がこもりにくい素材です。吸収性と発散性のある素材がベストです!
冷房の冷え対策に「靴下」を履く人がいますが、足先から熱を放出できなくなります。足先が開いている「レッグウォーマー」が向いています。
手軽な快眠グッズ
あずきパックを1時間冷やす
袋に入れたあずきパックを冷凍庫に1時間くらい冷やします。眠るときに枕の上にのせて、頭を冷やします。
頭部を冷やすと脳がクールダウンします。深部体温を下げる手助けをしてくれます。サーモグラフィ―で冷えている時間を見てみると30分でした。
小豆に含まれる水分量は15%、常温に戻る時間が30分なんです。一般的に布団に入って眠るまで10分~20分と言われています。眠りにつくまで持ち、冷やしすぎも防げます。
麻の敷きパッドがいい
敷きパッドは、背中の暑さや群れを解消してくれます。ジェルマットや竹のシーツは、1時間ほど寝ていると背中の部分が熱くなってきます。
麻のパッドは、100%麻を使ったものがベストです。通気性が良くて、熱がこもりにくいのが特徴です。
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