桜 / megttan
人気ファッション誌のJJ・CLASSY・VERY・VERYを数多く出版する『光文社』。なかでも発行部数を伸ばしているのは「Mart」です。
「Mart」は生活情報誌として2004年の創刊以来ずっと発行部数を伸ばしています。桃屋の“食べるラー油”、ルクエの“スチームケース”などブームの火付け役にもなりました!
読者が作っているMart
雑誌「Mart」は、読者の目線で流行っているコトを主婦目線で紹介しています。誌面に登場するモデルは、ほとんどが読者です。
読者モデルは5,000人、Martのサイトに情報と提供してくれるWeb会員は約21,000人います。買ってよかったモノや回りで流行っているものなど教えてくれます。
読者の本音を直撃!
Martでは、月に2~3回ほど読者の自宅を訪問しています。主婦の間でリアルに流行っているモノの聞き取り調査をしています。
最近の流行っているネイルは、“オーロラネイル”です。「ZARAホーム」は、白い雑貨が好きだからよく行きます。主婦の本音は情報になります!
飾るためだけのキッチン雑貨
北欧デザインの「Kaico(カイコ)+marja(マルヤ)」のケトルは、キッチンに飾っておくだけでテンションがあがります。
最近のキッチンには、飾るためだけのキッチン雑貨が置いてあります。家事のやる気を沸かせる道具です。
「ル・クルーゼ」のピンクの鍋は、Mart読者に絶大な人気があります。20㎝で3万円ほどするけれど、キッチンに飾ってあるだけで幸せなキッチンに見えます。
「IH用焼け焦げ防止マット」は、黒っぽくなりがちなコンロを可愛らしく飾ってくれます。焦げや油ハネなどの汚れも隠せます。
「キッチンシェフハット」は、鍋のフタを飾るグッズです。シリコーン製で出来ています!
「ライスメジャー ラクダ」は、ライスジャーを飾るグッズです。お米を0.5合ずつ図ることが出来る軽量カップになっています。小さな穴には鷹の爪を入れること出来ます。
可愛い雑貨を置きたがる理由とは
主婦がキッチンに可愛い雑貨を置きたがるのは、“家事が苦痛”だからです。料理を頑張ろうかなとキッカケとして可愛い鍋やスパチュラを置いています。
ご主人や子供たちに料理を食べてもらうのは楽しい、でもプロセスはできるだけ省きたい!シンプルな理由です。
Web会員の本音が作る
Martでは、Web会員にメールで定期的にアンケートを取ります。たとえば、2ヵ月先の号の見出しを送って、主婦たちの興味を確認します。
記事にしたときに読者がどう反応するのか?それが一番の目的です。不評だったときは、企画を変更することもあります。
Martとコラボ商品
数々のブームを生み出してきたMartには、メーカーにコラボ商品の依頼も来ます。グリコからは、“大人の味にしたい”という依頼がありました。
Mart読者は、“味よりもパッケージを替えたらどうですか?”という意見が出ました。グリコのポッキーは、パッケージにレースのデザインを加えることで大ヒットしました。
流行語を生み出した雑誌「VERY」
1995年に創刊された「VERY」は、30代の女性向けの人気ファッション雑誌です。女性ファッション雑誌の販売数ランキングでは3位に輝いています。
「シロガネーゼ」や「公園デビュー」など数々の流行語を作ってきました。最近では、仕事や育児をこなす「イケダン」も話題になりました。
リーマムとは
リーマムとは、「サラリーマン・ママ」のことを言います。働くママたちに向けた企画を考えるときにキャッチがあるとタイトルが付けやすいところから出来ました。
Sweet VERYとは
「Sweet VERY」とは、ピンク色やレース柄など女性らしくてカワイイ服を大人っぽく着ることを言います。
袖がふんわりして甘い印象になる“袖コントップス”が流行りそうです。白の袖コンは、華やかさと清潔感があって子供の学校行事や友達とのランチにも使えます。
綿達ママ
「めんたつママ」とは、綿を着こなす達人ママの造語です。綿だけど女らしく、ヘルシーな女らしさをうたっています。子育ては洗える服が基本です。
綿は洗濯しやすいもののカジュアルになりやすい、適度に肌みせをすることで“こなれママ”になります。
かせん妻
「かせん妻」は、化学繊維できたサテン風ブラウスなどを上品に着こなす奥様のことを言います。
化繊で手洗いができたてシワになりにくい商品が増えています。上手に取り入れてエレガントでしなやかな美人ママをさしています。
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