TOMAMU resort golf course. / MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)
お東京には、ある商品だけが集まる街があります。秋葉原は電気店の街、合羽橋は調理道具店の街、神田神保町は古本の街です。
がっちりマンデーでは、そんな同業種が集まる街にスポットを当てました。それが栄えるには歴史的な背景がありました。
日暮里 布の街
日暮里には、90店舗の布のお店が並んでいます。明治時代には、浅草に布業者がたくさんありました。浅草は観光地として栄えたため、法律により日暮里に移転しました。
それ以来、布の問屋が並び仕入れに来る小売店の客で賑わいました。既製品を買う時代になり、少しずつさびれていきます。
30年ほど前から趣味で洋服を作ったり、服飾関係の人が増えて復活しました。品揃えの豊富さと安さがお客さんを惹き付けます。
「ミハマクロス」は、布団屋や呉服店に品物を卸していたお店です。30年前にお得意さんがミャンマーに行った時にお土産に掛け布団の生地を持って行きました。
それ以来、ミャンマーの人たちに人気が出ました。“ロンジー”と呼ばれる民族衣装に使うため、強さと柄、模様のが鮮やかさが受けています。
蔵前 おもちゃの街
蔵前は、玩具問屋が35軒も並んでいます。江戸時代に浅草寺に行くまでの参道だった蔵前は、お土産品として焼き物の人形や木製のおもちゃなどを扱うお店が並びました。
人形の“吉徳”は1711年創業します。“久月”は1835年に創業、どちらもこの地にあります。戦後になると“バンダイ”は、1950年に創業、“エポック社”は1958年創業します。
専門的な業者だけが生き残る
「宮森健之商店」は、フィギアに特化した専門店です。商品は2万点揃っています。秋葉原にも配達しています。
「おまつりらんど」は、お祭りのおもちゃが並んでいます。スーパーボールや光るヨーヨーなど夏祭りの前になると業者が大量に購入しに来ます。
「桑田商会」は、トイガンだけの専門店です。サバゲ―や精密射撃というエアガンを用いた競技に使われます。モデルガンのカスタマイズが人気で全国からお客さんが来るお店です。
おもちゃは、問屋を通すよりメーカーから直接仕入れた方が安くなります。問屋は、生き残るために専門的な“これだけは他にはない”商品だけを扱うようになりました。
隅田川沿いは、船で物を運ぶために便利だからと問屋が並びました。物流の関係で歴史的な背景がそこにはありました。
つくば 芝生の街
つくばは、芝生の生産農家が約2000戸あります。全国の半分以上が茨城県にあって、販売価格や約30憶円あります。
つくばの土地は、いろいろな作物を作ってもなかなかいい作物が作れなかった。たまたまラジオで“ゴルフ場ブーム”が来ると聞いて芝生を作ってみました。
芝生作りには向いている土地だったんですね♪2000年に茨城県園芸研究所が開発した“つくばグリーン”は、緑が濃く丈夫なため学校や公園に使われます。
“つくばグリーン”だけで、年間約1億3000万円を稼ぎ出します。新しく開発された“つくば姫”や“つくば輝”“つくば太郎”は、ゴルフ場に引っ張りだこです。
まとめ
手作りで部屋をキレイに飾ったりする人が増えてきています。日暮里は、1m100円の布が売っていたり格安で手に入ることで人気があります。
子どもたちの入園や入学には、やっぱり手作りのモノを持たせたい!この時期は、そんなママたちで賑わっています。昔を思い出して懐かしく感じました。
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