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日本にある有人島は418あります。その中には、突然観光客が殺到する島があります。なぜ人が集まるのか？ガイドブックに載っていない沸騰島とは？
死ぬまでに行ってみたい！ディープな離島ランキング1位に選ばれた鹿児島県にある『種子島』、観光客がここ数年で約2万人増えた理由とは？
東京から1,000kmの場所にある『種子島』は、羽田空港から2時間かけて鹿児島空港まで行きます。そこから高速船「ロケット2」に乗ります。
種子島は、ロケット発射基地や鉄砲伝来として有名です。平日でも150人以上の観光客が訪れるほど人気のある島です。
日本にある有人離島の中で5番目に大きい！
広大な田園風景と海に囲まれた種子島は、人口約3万人が生活しています。面積は、日本にある有人離島の中で5番目に大きい島です。
主な産業は漁業と農業、今の時期は安納芋が収穫の最盛期です。ミネラルを豊富に含んだ海風にさらされるため甘みが増します。
糖度30℃にもなる安納芋は、おさつスナック菓子の材料にもなっています。
種子島の生活
種子島の小学生たちは、大きな木を登って遊びます。高校生は家が遠いため、バイク通学を許可されています。燃費と馬力の良いスーパーカブに乗って通学しています。
「たねがしまお魚祭り」では、魚のつかみ取りや伊勢海老のみそ汁など無料で食べることが出来ます。
今年6月には、大手コンビニチェーンが初進出しました。ファミリーマートの“ファミチキ”が大ブレイクしています。
移住者が急増
今年7月に家を建てた山下さんは、熊本から移住して11年目になります。冬はスナップエンドウ農家、夏にはシーカヤックのガイドの仕事をしています。
種子島に移住者が集まっている主な理由はサーフィンです。島内には15ヶ所のサーフスポットがあります。全国から波を求めてくるほどに人気があります。
島の暮らし
大阪から移住してきた青柳さんは、100坪の土地に30坪の家を建てました。種子島では1,500万円くらいが相場です。
海に沈むオレンジの夕日を見ることが出来ます。夢のような種子島ライフです！
種子島宇宙センター
種子島に観光客が急増している最大の理由は、宇宙開発や研究を行う機関JAXAが管理する施設「種子島宇宙センター」です。
建物によっては一般の人でも自由に入館することが出来ます。宇宙ステーションの模型や実物のロケットを近くで見ることも出来ます。
種子島のロケット発射台は、緑と海に囲まれた岬に作られています。“世界で一番、美しい発射台”と呼ばれています。
新海監督
映画「秒速センチメートル」は、種子島が舞台になっています。作品の中でスーパーカブに乗って通学する高校生が描かれています。
この作品は、今年ブレイクした映画「君の名は」の新海誠監督が作ったものです。惹かれ合っていた男女の時間と距離による変化を描いた作品です。
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