笑顔のシングルマザー!クッキー屋と娘は「ほぼ日」のイラストレター桜林直子の7つのルール

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シングルマザー

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シングルマザーとして生きてきた桜林直子さんは、クッキーショップ「SAC about cookies」を経営している。

まるで雑貨のように可愛らしいクッキーは、多くの雑誌に取り上げられている。

“大切な人に贈りたくなる”、そんなクッキーを作り出した桜林さんは、やりたくてやってるわけじゃない。正直な思いをセブンルールが追った!

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美味しいだけでなくモテるクッキーを作る

クッキーショップ「SAC about cookies」は、東京の富ヶ谷にひっそりと佇む場所にある。7坪ほどの店内には、可愛らしいクッキーが並んでいる。

美味しいクッキーは他に山ほどあるけど、モテるクッキーはなかなかないですからね。

写真ひとつで買いたいって思って貰う、それが桜林さんの狙いだった。ターゲットは、雑貨とかカワイイっていうだけで買う女性です。

店の奥にあるちゃぶ台が桜林さんの作業場です。パソコン1台でクッキーの受注管理を行っています。

スタッフに夢組と叶え組を組み合わせる

スタッフは、やりたいことがある子を夢組と呼んでいる。やりたいことがない子を叶え組と呼んでいる。

夢組のスタッフは、将来は自分のお店を開くという夢がある。やりたいことばっかりをするから、出来ないことが多い。

叶え組のスタッフは、やりたいことは無いけどやりがいは欲しいと思っている。“これをやりたい一緒にやって”と言われることが嬉しい。

やりたいことが無くても叶えてあげられる人、そこも才能だと思っている。叶え才能があるっていう意味で叶え組って呼びたい。

娘との時間を作るためクッキー屋を始めた!

桜林さんは、21歳の時に製菓専門学校を卒業しました。チョコレートの専門店に就職するが事務や経理など裏方ばかりの仕事を任せられます。

23歳の時に子供ができて結婚します。翌年には離婚してシングルマザーなりました。子どもが小学生の時のこと、夏休みの40日間あります。

会社員として休めるのは3日間だけ、娘と過ごす時間が欲しい。でも、生活費も稼がなければいけない。考え抜いた結果がクッキー屋さんの開業でした。

ケーキ屋さんを始めると冷凍庫やショーケースを買うため1000万円くらいの借金をしなければならない。

クッキーの場合は、常温でテーブル1つあれば置いておける。お菓子の中でも賞味期限が長くて宅急便で送ることも出来る。

お菓子の中でトーナメント戦をして、ジャムVSチョコレートとか。何度も何度もそれをやった結果、最後の残ったのがクッキーだったていうだけで。

桜林さんは、2011年10月「SAC about cookies」をオープンします。

娘のお弁当を作り続けるためにSNSにアップする

桜林さんは、東京の西荻窪に住んでいます。朝6時から娘のためのお弁当を作ります。手際よく作るお弁当は、キレイな彩に出来上がりました。

スマホで撮影してからインスタにアップします。インスタにのせるのは、自分が娘のために続けさせるためと言います。

桜林さんが作ったお弁当は、どれもキレイで美味しそうに出来上がっています。

いやいや作ったお弁当は、絶対に出ちゃうから。楽しむためにそれはやってるんですよ。

考えるために歩く

自宅近くの喫茶店「それいゆ」では、パソコンを持ち込み仕事をします。桜林さんは、請求書や支払いの手続きをオンライン上でします。

西荻窪から渋谷まで2時間ちょっとの道を歩きます。何かを考えるために歩くのがちょうどいい。父親が早くに亡くなっていて、お金には苦労しています。

めっちゃ、いろいろ満たされていたら、そんなに考える子にはならなかったかも知れない。

 

不機嫌禁止!

桜林さんは、年に2回ほど八戸に行きます。山田修司さんは、専門学校時代の同級生です。つき合いも長く、八戸で「Patisserie HUIT」というケーキ屋を営んでいます。

不機嫌でいいことって、お互い1コも無いんですよね。空気を悪くしてるの、わかってるのか?だからそれは禁止。

中学3年生になる娘・茜子(あかね)さんは、イラストレターをしています。お店にある「レモンクッキー」の箱のイラストを描いています。

娘に母のせいと言わせない

女性向け「She is」のメディアからコラムの依頼がきます。テーマは“ははとむすめ”です。桜林さんは、自分で考えてどうしたいか言える子になって欲しいと望みました。

世の中にどんな仕事があって、どんな生き方があるのか?何も考えずに会社員になった自分のようにはなって欲しくなかった。

茜子さんは、中学3年生でプロのイラストレターの道へ歩み出していた。「ほぼ日刊イトイ新聞」などに連載を持っている。

小さい頃から絵を教え込ませて、本になって「あなたすごいわね」って、どこだけ褒めて、「さぁがんばりなさい」みたいな親じゃなくて。

人の半分の時間で倍稼ぐ

桜林さんがお店で働くのは、週に1回ほどです。喫茶店で仕事をこなすことの方が多い。友人と食事に行き、娘さんとの時間も作れました。

共稼ぎと比べたときにお給料も半分だし、時間も半分になっちゃうから。それを子供にシングルマザーだから、しょうがないっていうふうにしたくない。

そこをトントンにするために、人の半分の時間で倍稼ぐっていうのだけは絶対に叶えるぞって思ってました。今が一番楽しい!

コラムのタイトルが決まった「あなたとわたしが、いつまでも自由でいられますように」

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