やどかり / is_kyoto_jp
“やどかりビジネス”とは、人様の場所をちょこっと間借りして商売をすることを言います。空いている片隅やいない間に、ちょっとしたスペースなのに儲かっているビジネスがあります!
7月17日(日)に放送された「がっちりマンデー」では、そんな“やどかりビジネス”が紹介されました。
スーパーにある小さな道の駅とは?
東京の世田谷にあるスーパー『サミット 野沢龍雲寺店』には、地下1階に食品売り場があります。そんなスーパーでの“やどかりビジネス”とは?
及川智正社長の経営する『㈱農業総合研究所』は、スーパーの一角を“やどかり”して産地直送の野菜を「道の駅」のように売る会社なんです。
スーパーサミットにある「農家さん家から直送‼」は、農家さんの顔写真付きで野菜が並んでいます。埼玉県産のニンジンが4本で168円や、千葉県産のきゅうりが3本で108円など安いんです!
農業総合研究所は、いろいろな地域の農家から野菜を集めて、都心のスーパーで販売してもらっています。その儲かりのヒミツとは?
1コ100円の野菜が売れたら65%(65円)が農家さんの取り分になります。残りの35円を農業総合研究所とスーパーで分けます。今までの農家の取り分は、30%だったから倍以上になりました。
スーパーにからしてみると、お客さんを集める強い武器になります。
スーパーに“やどかり”する都会の道の駅システムは、2009年にスタートしました。今では、全国に約660店舗を展開しています!
全国の5500戸の農家さんから届けられる野菜で、総売り上げは約40憶円にも上ります。すべての人が幸せになるビジネスだな~と思いました。
パチンコ店で健康チェック
『ケアプロ』は、兵庫店の西宮市にあるパチンコ店を“やどかり”して健康チェックをしている会社です。無料のサービスなのになぜ儲かるのか?
それは、パチンコ店から1回10万円でイベントとして行っているからなんです。健康チェックを目当てにパチンコ店にお客さんを呼んでしまおうイベントなんですね♪
パチンコ店には、健康診断を受けていない人が43%くらいいます。その理由は、退職したシニアや自営業のお客さんが多いからです。
『ケアプロ』のメイン事業は、駅やモールで行う健康チェックなんです。最大12の項目の検査を手軽に受けることができます。利用者数は35万人を突破しました!
大阪で大ブーム!やどかりカレーって何?
大阪では、“やどかりカレー”が流行っています。50軒の店舗はあるという“やどかりカレー”ってなんだろう?
それは、居酒屋のどの空いている昼間を“やどかり”して営業するカレー屋のことです。“やどかりカレー”の最大のメリットは、初期投資が抑えられることです。
イチから始めると、安くても300万円はかかるところを40~50万円で抑えられます。お店の設備がそのまま使えるから、用意するのはカレーの鍋と炊飯器くらいです。
「カレー」というメニューもポイントです!他の料理の場合は、専用の調理器具や大型キッチンが必要なことがあります。でも、カレーなら鍋に集中すれば家でも作れます!
大阪中心部では、“やどかりカレー”の激戦区になっています。
お昼にカレーを食べに来たお客さんが、店内にあるメニューを見て夜に居酒屋に来てくれる。そんなこともあるそうです。お互いの集客にもつながるように思います!
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