EMU701+702(京急色) / rail02000
京浜急行は、東京品川から川崎、横浜と神奈川エリアを結んでいます。羽田空港や三浦半島など、海へも空へもアクセス便利な電車なんです!
7月24日(日)に放送された「がっちりマンデー」では、そんな“京浜急行電”が紹介されました。
赤い彗星と呼ばれる京浜急行電鉄
京浜急行電鉄は、明治31年に川崎から川崎大師までの参拝客を運ぶために作られた『大師電気鉄道』が始まりです。
路線は、東京から横須賀までの神奈川を結ぶ本線と蒲田駅から分岐して羽田空港まで結ぶ空港線があります。総区間は87kmにもなります。
京浜急行電鉄の利用している人の数は、2015年で2.5%増えています。年間の利用者数は、4憶5900万人にも上ります
京急マニアによると京急快特は、“赤い彗星”と呼ばれています。時速120kmの速さがあります。
JRと京急ではレールの幅が違う
JR東海道線が品川から横浜までを川崎駅で1ストップして17分で到着します。一方、京浜急行電鉄は蒲田駅と川崎駅を2ストップして17分で到着します。
その速さのヒミツは、レールの幅が新幹線と同じ幅を使っていることなんです!JRと京急では、40cmの幅の違いがあります。
日本で初めて導入された抑速信号とは
鉄道の信号と言うとスピードを出すときの青信号と75kmまで減速して走るときの青と黄色の信号しかありませんでした。
京急では、黄色と青の点滅信号を考えました。これは、“時速105kmに抑速する”という指示なんです。抑速することで、マックスまでの加速が早くなりました。
カーブを曲がるときのサイン
スピードを落とさなければいけないカーブでは、運転士さんにしか分からないサインがあるんです。それは、線路わきにある数字です。
曲線になると一定の速度に落とすように制限標識が立っています。数字は、制限区間を後ろの車両が抜けた編成車両数を表しています。
羽田空港路線でがっちり儲かる
京急の羽田空港線は、品川と羽田空港国内線ターミナルまでを14分で結びます。横浜から羽田空港国内線ターミナルまでを26分で結びます。
国内線と国際線を合わせた1日の利用者は、10万人にもなります。
横浜からくる羽田空港直通の京急線は、いちど蒲田駅で停車したら反対方向の羽田方面に動きます。スイッチバックで乗り換えの不便さを解消しました。
アナログ作業が遅延をなくす
Keikyū Shinagawa Station / Hyougushi
京急の電車は、1週間あたりの遅延の数が少ないのも特徴です。10分以上の遅れは0.25回以下なんです。ほとんど遅延がない!
信号操作は手作業でする
信号テコ操作は、手作業で行っています。金沢文庫駅での信号操作やポイントの切り替えは、1日に7000回もあります。
事故や輸送障害が発生した場合には、人間の柔軟な対応の方が早期に正常運転に戻せるという考え方なんです。それが、遅延を少なくしていることにも繋がっています。
アナウンスは肉声
京急でのアナウンスは、駅員さんがお立ち台に立って肉声でアナウンスします。トラブルが発生したときに電車を早く動かすためのアナログツールなんです。
運転士は懐中時計を必ず持つ
乗務員は、必ず懐中時計を持っています。アナログの時計を基準となる時計に合わせてから乗務します。時間的な意識を持たせるために使っています。
トラブルを防止する車両のヒミツ
前後の車両にモーター付き電動車をつける意味
京急の電車には、先頭車がモーター付きの電動車になっています。電動車を先頭に使うことで車体の重量があがります。
線路上の障害物にぶつかっても、先頭車両が重いから脱線はするかもしれないけれど倒れたりはしない!
合成電車線とは
合成電車線とは、電線を2本合わせています。2本あることによって機械的な強度があがり、より大きな電気を流すことが出来ます。
小さな会社ですから、いろんな知恵を絞って87kmをどれだけ有効に使うかということを考えた末のアイデアです。・・・原田一之社長・・・
京急に乗るときは、肉声のアナウンスをチェックしなければいけませんね♪
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