ガイヤの夜明けで見た 過疎化が進むふるさとを外国やさい作りで救う「篠ファーム」の戦略

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ハバネロという外国野菜が京都で作られているって知ってました?激辛ブームにのって人気がでたハバネロを作ることを考えた篠ファームの戦略を追ってみた。

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東京の新宿にある百貨店「伊勢丹」では、外国の野菜コーナーがあります。“本格的なイタリア料理やメキシコ料理をつくりたい”というお客さんの声に応えるために年間で70種類の野菜がそろっています。

国内で作られているという世界の珍しい野菜はどうやって作られているのか?

篠ファームでは、過疎地にある農家に依頼して珍しい野菜を作っているのだそうです。篠ファームの高田社長は16年前に“ハバネロ”に注目して地元にある農家と作り始めました。

4~5年はビジネスにはならなかったという“ハバネロ”。激辛ブームが来ることでハバネロの生産が増えて行きました。今では、約20軒の農家が参加して年間200万個を生産しています。

ビジネスというのは何が起こるかわからない、だから楽しくて怖くもあります。高田社長は先を見る力があったのでしょう。

篠ファームのソースを楽天市場でみつけました。

ハバネロというと“もんのすごーく辛い”というイメージがありますが、ちょっと食べてみたい気持ちになる野菜ですよね。

過疎化が進む日本のふるさとを救いたい!!篠ファームの高田社長は、限界集落がこれ以上進んでいかないように、疲弊していかないように歯止めをかけたいと言う。

篠ファームの販売ルートは?
過疎地で作った外国の野菜を篠ファームで買取ってから、各デパートやスーパー、料理店に販売しています。現在約200軒の農家が参加しています。

珍しい外国の野菜は高値で販売されます。“農業者の収入は低いので収入を上げる努力をしたい、新しいものを求めて付加価値を高めて生産者の手取りを上げたい”と高田社長は言います。

たしかに農業をしていて空いてるスペースがあるなら、価値の高い野菜を作って販売ルートにのせたほうが利益にはなります。

京都の暑さを利用して作れる野菜があります。篠ファームでは新たに目をつけた外国の野菜が“ハラペーニョ”を作ることを農家に提案しました。
京都・京丹波町長瀬この地区で作ることになった“ハラペーニョ”農家の方が作ることを決めるには理由がありました。この地区ではシカやサルが野菜を食べてしまうという被害が多いのだそうです。その点ハラペーニョは辛いためシカもサルも食べないのだそうです。

生のハラペーニョが国内で作られている安心感もあって、市場価値はもっともっと広がりそうですよ。

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